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授乳期の赤ちゃんにとって大切な初乳
子犬にとって、生まれてから3週間は母犬の母乳が主な栄養源です。
なかでも生後48時間頃までに「初乳」を飲むことがとても大切と言われています。
初乳を介し病気に対しての免疫が母犬から受け継がれます。
初乳には母犬からの免疫が含まれており、腸を動かし免疫を吸収する作用があります。
初乳を飲んだ子犬は、飲んでいない子犬に比べ、母犬からの免疫(約90%)を受けている分、病気に対する免疫力が強くなると言われています。
そしてまた生まれたての子犬にとって初乳は、抗体を体に取り入れ、水分や栄養素で血液を正常に循環させる働きもありとても大切なものなのです。
仔犬の体重の目安
子犬の成長の度合いを知るには、毎日同じ時間に体重を計ることで成長の目安とすることができます。
おおむね10日目で体重が2倍、3週目で体重が3倍というのが一つの目安です。
母犬がいなかったり、母乳が足らないときは?
犬の母乳には人や牛などの草食動物と比べて、脂肪が非常に多く含まれておりエネルギーになる他、細胞膜を構成する役割もあります。また糖質が低いことも犬の母乳の特徴です。
牛乳は、糖質が多いうえ構成が異なるので犬には不向きです。
母犬がいなかったり兄弟犬が多くて授乳が行き渡らない場合は代用乳を与えますが、牛乳ではなく子犬専用のミルクを与えます。犬が牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素を持っていないため、与えると下痢を起こしてしまうからです。
子犬用の哺乳瓶や授乳用スポイドを使って十分に与えるようにしましょう。
身体の成長に欠かせない大切な五感
生後2~3週になると、まぶたが開いて目が見えるようになり、音も聞こえるようになります。
また生後2週目には前足が、3週目には後ろ足の触覚が生まれて立ち上がることができるようになります。
この時期には身体も活発に動かせるようになり五感を通じたくさんの情報が入ってきて、脳も急速に成長していきます。
たくさん飲んでたっぷり寝て、大きくなぁれ!
初乳の免疫力は、一生続くものではなく数十日でなくなってしまいます。
生後3週頃から口に当たったものを自動的に吸う反射が消え乳歯が生え始めると、いよいよ離乳期です。
その時までママの母乳をたっぷり飲んで、あとは寝るのが赤ちゃんのしごと。
ぬくぬく丸々大きくなあれ!
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