愛犬が水を飲まないお悩み解消。おすすめの給水方法はコレ!

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わんこが水を積極的に飲まないには”理由”があります

犬にとって水分をとり身体の保水をすることは健康維持に欠かせません。
本来は自分の身体に必要な分を、自分から飲むもの。
それがあまり飲まない習慣になってしまったのには何らかの理由があります。

そもそも犬は、どうやって水を飲むのでしょう?

犬の水の飲み方は「水柱を作って飲み込む」方式。

舌を裏側に曲げながら、水中に勢いよく入れて素速く引き、立ちのぼった水柱が舌に届いたら口を閉じて飲み込みます。

そのため”ある程度深さのある器”のほうが犬には向いていると言われています、

わんこが水を飲まない”理由”

①飲みにくい・容器があっていない
犬は本来、深さのある器のほうが向いています。
でも飲み方はあまり器用ではなく器の外に水をこぼしがちなため、ペットショップ等ではノズル式の給水ボトルが一般的。家庭でもそのままノズル式のものを使用する方が多いようです。
慣れていて器用に飲めればいいのですが、出てくる量も少量ずつなので最小限しか飲まなかったり、むせやすかったりします。また高さがあっていない場合も同様です。
脚にトラブルを抱えていたり加齢による衰えのある子には脚の踏ん張りがきかないことが原因の場合もあります。
金属製の器は中に自分の顔が映るせいか、神経質な子は嫌う傾向が見られます。

②冷たい(冷える)
冬は夏に比べると飲水量が減る傾向にありますが、身体の血流が悪かったりむくみのある子は”冷え”から飲水をあまり好まないことがあります。

③まずい
まずい水は犬だって飲みたくありません。特別な水というわけでなく水道水でOK。毎日、清潔な水に変え、容器も洗ってあげてくださいね。
何日も取り替えていない不潔な水はNG!

④加齢による衰え
シニア期になると飲む力の衰えや、飲みたい感覚の衰えなどから飲む量が減ってきます。身体には必要なため特に工夫が必要です。

⑥口腔内のトラブルや病気の可能性
歯周病や口腔内の傷や出来物、体のどこかが痛い、内臓の病気などが原因の場合もあります。痛がる格好やぐったりしていないかなど身体全体の様子を観察し、違和感を感じたら受診しましょう。

水を飲みたくさせるには?

①給水の器具や高さを見直す
個々身体の大きさや飲みやすさに合わせて5~15cm高さを調節してあげましょう。
給水器のタイプは様々あるので、タイプの違ういくつかを併用してみるのもいいかも。

②環境の見直し
普段の生活空間でアクセスが悪い場所に給水場所があったり、「ゲージ=お留守番、閉じ込められる」といったイメージになってる子にはできるだけ行きたくない場所となっている場合もあります。そんな時は何箇所かに給水場所を設けては?
また足腰に衰えのある子には給水場所に滑り止めシートをおいてあげましょう。

③水に味や香りをつける
例えば肉(油の少ないもの)や野菜の茹で汁とか、薄めたヤギミルクなど、いつもの水と違う味や香りのついた水分は喜んで飲んでくれます。調味料は入れません。日持ちはしないのであげっぱなしにはしないでこまめにあげて残したら片付けます。温かなほうが香りが立つのでより好みます。

④ごはんの水分量を増やす
ごはんを野菜やお肉や魚を煮たものに変えたり、フードにトッピングするだけでも、ドックフードのみの食事より身体に得られる水分量はアップします。

⑤水分の多い食品をおやつにあげる
野菜は栄養やセンイとともに水分もたくさん含んでいるため茹ででおやつにあげるのもOK。食べ慣れない子は少量ずつから。鰹節をかけたり香りの工夫もしましょう。

⑥給水の方法を多様化する
子犬からシニア期まで年齢に応じて気をつけるポイントや好みも様々。給水方法をひとつに決めず愛犬の様子を見ながら多様な方法を試しましょう。

⑦温める
身体に”冷え”があるときには冷たい水は飲みたくないですよね?人肌程度に温めた白湯なら飲むというわんちゃんもいます。

⑧とろみをつける
シニア期には水を勢いよく飲む力が弱って来たり吸収する力が衰えたりしてきます。葛などでとろみをつけることで舌にまとわりやすくなったり吸収しやすくなります。ごはんやおやつの時の工夫にプラス。

⑨水は毎日取り替える
犬は本来、清潔な水を好みます。給水器の水は毎日取り替える習慣にしましょう。
「うっかり忘れていていつから空っぽだったのか?」とか、「知らぬ間に濁ってる!」など決してないようにしましょう。

おすすめのグッズや給水方法あれこれ

給水器は大きく分けて3種類。ノズル式のもの、器タイプ、自動給水器タイプで、形も素材もいろいろ。
直置きの器は、深めのウォータボウルで。メモリのついたものは一日の飲水量がひと目で分かるので便利です。
←参考までに。猫壱(necoichi)ハッピーダイニング脚付ウォーターボウル

機能性を重視するなら、遠赤外線効果があり有害な物質を含まない器もあります。
オーカツ・ヘルスウォーターボウル

高さを出すための台もさまざまあり、ご愛犬との相性次第。
ペティオ・高さも角度も変えられる食事台

犬は上から流れ落ちる水を飲むのも好きといったデータがあり、自動給水器のタイプでは噴水型のものもあります。そのほかに、お外で「水筒から」とか「飼い主様の手から」など楽しく飲める経験も大事です。
子犬からシニア期にかけて気をつけるポイントは様々。給水方法をひとつに決めず愛犬の様子を見ながら多様な方法を試していきましょう。

水を飲まない”理由”と、飲める方法を見つけてあげましょう

犬の身体に必要な一日の水分量は、体重あたりの計算式もありますが大体、体重の10%前後が目安です。

おしっこの回数や量が少ない」「うんちが硬い、ぱさぱさ、ころころしている」などの様子が見られたら1日の水分量を注意して見てみましょう。水分がが少ないサインかもしれません。

犬にとって水分をとり身体の保水をすることは健康維持に欠かせません。
もし少ないなと感じたら、愛犬が好んで水を飲まない理由をさぐり、これなら飲めるという方法を見つけてあげましょう。

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